2025-03-25
チャンピオンヒルズで調整されています。中間は坂路主体にして乗り進められており、25日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで3000mと、1日置きに坂路に入って18-18を乗られています。大西厩舎長は「決して体力的に余裕がない訳ではないのですが、気持ち的な問題でなかなか自ら進んで行こうとしないところがあり、ペースは上げているものの、現状は何とか促してといった感じです。兄のラキッシュやその下の半弟もそういったところがありました。また、これまではファンディーナの2歳を相棒にして進めていましたが、調教パートナーが牝馬だと馬っ気を出して集中出来ないようなので、今後は牡馬のグループに入れて進めます」とのことでした。25日現在の馬体重は500キロ。
2025-03-11
チャンピオンヒルズで調整されています。2月後半からは騎乗調教を開始しており、3月12日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで3000mと、1日置きに坂路に入ってハロン20秒程度のペースで進めています。大西厩舎長は「ちょうど移動して来た時期が近かったので、ファンディーナの2歳の女の子を相棒にして一緒に進めています。こちらは、急に跳び跳ねたり、坂路で止まろうとしたりと、まだ精神的な幼さを感じさせますね」とのことでした。
2025-02-25
引き続き、H.S.Kで調整されて、今後はチャンピオンヒルズで進めることになり、13日の馬運車で北海道を出発して、経由地で1泊したのち、15日に滋賀県のチャンピオンヒルズへ到着しました。移動後は長距離輸送で体重が減ってしまったため、ウォーキングマシン運動のみに留め、24日からはトレッドミル運動を行っています。大西厩舎長は「こちらに到着した時点で470キロ台の体重でした。見た目は細くは映りませんでしたが、北海道からの輸送で体重がかなり減っている格好なので、流石にすぐに乗り出すというわけにはいかず、じっくりと体調を確認しながら進めています。丁度、その後に北海道から来たクラブのグラッド3(母ファンディーナ)とタイミングを合わせて乗り出しをスタートしようと考えています」とのことでした。
2025-02-11
H.S.Kで育成されています。引き続き、クローバーファームの屋内ダートコースでキャンター3000~4000mを乗られ、外馬場が使用できる日は屋外800mダートコースでキャンター3~4周を乗られて、調教後にはトレッドミル運動を行っています。なお、今後はチャンピオンヒルズで進めることになり、13日に北海道を出発する予定です。清水代表は「ここに来て身体が引き締まり、馬っぷりが一段、上がりました。体重も500キロありますが、一見して重さを感じさせないバランスの良さと、跨るとパイロ産駒らしく気持ちをしっかりと出してハミをとって走り、動きも重苦しいところがありません。この通り、馬がとても良くなってきたのをヒシヒシと感じるところで、坂路でしっかりと鍛えたいところですが、実は門別競馬場の坂路が、まだ通いでは使用出来ていない状況です。そこで平田調教師に相談して、本州のチャンピオンヒルズへ移動して、今後はそちらで進める方向で調整していただくことになりました。13日の馬運車で出発することになっています。あと僅かですが、移動までしっかりと管理していきます」とのことでした。10日時点の馬体重は500キロ。
2025-01-28
H.S.Kで育成されています。引き続き、クローバーファームの屋内ダートコースでキャンター3000~4000mを乗られ、外馬場が使用できる日は屋外800mダートコースでキャンター3~4周を乗られて、調教後にはトレッドミル運動を行っています。清水代表は「中間、身体も徐々に締まってきたので、通常ペースに戻して外馬場ではハロン17~18秒位で乗っています。だいぶトモに力がついてきて、身体の使い方も良くなってきたようです。加えて、調教後にはトレッドミルを15-15の速度で、距離にして1000m程度乗っているのに相当する時間を動かすようにして鍛えています」とのことでした。
2025-01-14
H.S.Kで育成されています。引き続き、クローバーファームの屋内ダートコースでキャンター3000~4000mを乗られ、外馬場が使用できる日は屋外800mダートコースでキャンター3~4周を乗られています。清水代表は「一気に身体が増えたので、無理のないように中間はペースを落として進めています。12月中旬以降、日毎にグングン成長して大きくなり、体重がこのひと月で一気に40キロ増えました。なお、門別競馬場の坂路の傍に新厩舎を建設する工事が12月中には終わる予定でしたが、その工事がだいぶ遅れているそうで、確認したところ、外部からの通いで坂路が使えるようになるのは2月からになりそうです。それまでは引き続き、クローバーファームの馬場で進めます」とのことでした。10日時点の馬体重は500キロ。
2024年12月
H.S.Kで育成中。中間はクローバーFの屋内ダートコースで準備運動を行い、屋外800mダートコースでキャンター3~4周と、続けて坂路1本をハロン15~16秒ペースで乗られ、12月2週目以降は気温が下がり、外馬場が使えない日は屋内でキャンター3000~4000mを乗られている。清水代表は「中間は馬の後ろへ入れて乗って、折り合いを教えていますが、砂を被っても怯まず、負けん気を出してハミを取ります。平田先生も手応えを感じられているようで、先日来場された際も出来の良さを褒めていただきました。1月から門別競馬場の坂路が使えるので、通い調教を交えて鍛えます」とのことだ。12月上旬の馬体重は461キロ。
2024年11月
H.S.Kで育成中。中間も近隣のクローバーFの施設で乗り込まれており、11月中旬現在、屋内ダートコースでダクとハッキングで準備運動を行い、屋外800mダートコースでハロン20秒程度のキャンター3周を乗ったあと、周回コースと繋がっている坂路にそのまま入り、1本登坂している。清水代表は「10月後半からは屋外トラックで調教を開始し、ハミをしっかり取って走れています。今はまだ前だけで走っていますが、乗り込んで後ろがしっかりしてくれば、トモが自然と入ってくるようになると思います。これだけ乗っても食いは落ちず、体力もあって、馬は元気いっぱいですよ」とのことだ。11月上旬の馬体重は457キロ。
2024年10月
10月中旬現在、H.S.Kで育成中。引き続き、近隣のクローバーファームの施設を使って進められており、10月中旬現在、屋内ダートコースで左右手前を替えながら、ダク2000mとハッキング2400mを乗られている。清水代表は「屋内ダートコースを使い、1歳馬の集団調教で進めていますが動きは素軽いですし、ハミをしっかりと取って、良い感じで動けています。馬はかなり元気で、そろそろ外へ出て坂路を上げてみようとも思っています。馴致を開始して一旦は身体が減りましたが、飼葉をしっかり食べて、食べた分が身になって充実してきました。ひと回り馬体が大きくなりました」とのことだ。10月上旬の馬体重は451キロ。
2024年9月
9月中旬現在、H.S.Kで育成されている。中間は馴致を順調に終えて、9月からは場内の丸馬場で騎乗を開始。9月中旬現在、通い調教で、近隣のクローバーファームの200m馬場でダクを乗られている。清水代表は「9月2週目から通い調教を開始して、200m馬場でダクを乗り始めましたが、素直で乗り手の指示にもしっかり従っています。運動を開始して身体は全体に締まってきましたが、馬の恰好がいいですし、これから乗り込みを行っていく中で、良い筋肉がついてきたら、結構楽しみな馬になりそうだと思います。8月末には平田調教師が来場されて状態を確認していただきましたよ」とのことだ。9月上旬の馬体重は435キロ。
2024年8月
引き続き、ナカノF本場で朝夕合わせて1時間程度のウォーキングマシン運動と、週3日はロンギ場でロンジングが行われ、8月6日に北海道日高町のH.S.Kへ移動した。8月中旬現在、馴致を開始しており、背馴らしが行われている。H.S.Kの清水代表は「移動してすぐは環境の変化を気にしている様子が窺えましたが、不安定になるようなことはなく、徐々に環境にも慣れてきたので、馴致を開始しています。今後の本格的な育成は、通い調教の形で、すぐ近くのクローバーファームの馬場を使って進め、さらに段階が進んだら、門別競馬場への通い調教で坂路調教を行っていく予定です」とのことだ。7月27日の馬体重は445キロ。
2024年7月
ナカノファーム分場にて、舎飼で右前脚蹄の砂のぼりの経過を見て、もう大丈夫とのことで、6月下旬から夜間放牧を再開した。7月からは、今後へ向けて本場へ移動し、朝夕合わせて1時間程度のウォーキングマシン運動と、週に3日はロンギ場でロンジングが行われている。中野将大代表は「今月末のクラブ展示会に向けての馴致と、今後に向けてという意味で、ウォーキングマシン運動で体力づくりとロンジングを7月に入ってから始めました。性格的に初めて経験する事にちょっと反応を見せますが、馬が納得して理解した後は受け入れてくれます。体高も、このひと月で明らかに上に伸びましたよ」とのことだ。
2024年6月
引き続きナカノF分場で夜間放牧が行われていたが、6月上旬に右前脚の蹄に砂のぼりを発症してしまい、6月中旬現在、舎飼されている。中野将大代表は「季節も良くなって、中間も放牧地で仲間と相撲を取ったりしながら元気いっぱいな様子で過ごしていましたが、6月になって暫くしてから右前脚の蹄が砂のぼりになって歩様にも見せていたので、放牧はお休みして舎飼に留め、装蹄師に診てもらいながら治療しています。その甲斐あって蹄から排膿も既にしており、歩様にもほぼ見せなくなりましたので、そろそろ放牧を再開できそうです」とのことだ。6月上旬時点の体高156cm、胸囲173cm、管囲20.5cm、馬体重427キロ。
2024年5月
5月中旬現在、引き続いてナカノファーム分場で夜間放牧が行われている。体高が1歳3月時点で155cmを越えており、母や兄よりも身体をスッキリと見せているが、背腰にはしっかり肉付きしているのが見て取れる。中野将大代表は「ずっと夜間放牧を継続していますが、相変わらず食いが良くて、怪我や病気をすることもなく、兎に角、元気です。放牧地では放牧仲間と相撲を取ったり、ちょっかいを出して乗っかかったりしている姿をよく見ます。身体も順調に大きくなってきました。パイロ産駒らしく敏感なところがありますが、それが競馬に行っての反応の良さになってくれたらと思います」とのことだ。
2024年4月
4月中旬現在、ナカノファーム分場で夜間放牧が行われている。中野将大代表は「平田調教師には、冬の間もこまめに牧場へ足を運んでいただいてましたが、今日初めに来場された際の第1声が『大きくなったなぁ』でした。全体に身体が大きくなって馬体には幅がしっかりとあります。ただ、ガッシリしたタイプを出す母の仔としては、身体をスッキリと見せるタイプですね。ダート馬らしい身体つきの中に感じられる軽さと力感の絶妙なバランス感が、この馬の特徴だと思います。そして、現状でもだいぶ力が強くなっていますが、これからまだまだパワーがついてくると思います」とのことだ。4月2日の馬体重は389キロ。
2024年3月
3月中旬現在、ナカノF分場で夜間放牧中。中野将大代表は「右前脚蹄の裏側が欠けて気にしていたので、2月中旬の時点で放牧は一旦お休みしましたが、数日で歩様にも見せなくなり、夜間放牧を再開しました。その後も問題ありません。中間はひと回り身体が大きくなり、直近3カ月で体高が8cm伸びて155cmです。このまま即1歳セリに行っても違和感がない位の馬格ですよ。一時期、母や兄と馬体の雰囲気が近くなっていましたが、最近はまた脚長で、サイズの割に軽さが目立つようになりました。身のこなしもバネがあって重さはなく、中央の軽いダートが合いそうです。いい意味でパイロ産駒らしい馬ですよ」とのことだ。
2024年2月
引き続きナカノファーム分場で夜間放牧が行われていたが、2月になって右前脚が砂のぼりになってしまった。その後、症状は改善したが、右前脚蹄の裏側が欠けてしまい、馬が気にするため、2月中旬現在、放牧はお休みしている。中野将大代表は「放牧地に雪はありますが、かなり少なくて地面も硬く、右前脚の蹄の裏側が欠けてしまい、ガチガチの放牧地を歩くと気にするため、無理せずにお休みしています。相変わらず飼葉食いが良く、このひと月で馬体はまた上に伸びて、前月と、また少し印象が変わりましたね。この時期は体型が崩れながら大きくなっていくので、“変わる”のは成長している証ですよ」とのことだ。
2024年1月
1月中旬現在、ナカノファーム分場で夜間放牧が行われている。中野将大代表は「暖冬で、放牧地も雪が降っては溶けてを繰り返しています。そろそろしっかりとした積雪が欲しいですね。馬は普段落ち着いていて、あまり手の掛からない性格ですが、この中間、何かの拍子で馬のスイッチが入ると、気合が乗って、パイロ産駒らしいピリッとしたところをしっかりと出すようになってきました。馬体も、前月辺りは脚長のスラッとした体型に見せていましたが、ここにきて幅が結構出てきました。母のナリッシュだったり、上の兄たちと馬体のイメージが近くなってきたと感じています」とのことだ。
2023年12月
12月中旬現在、ナカノファーム分場で夜間放牧中。中野将大代表は「12月10日過ぎからようやく気温がグッと下がりましたが、それ以前は雪も1回パラッと降った程度で、今年は本当に暖冬です。放牧地は、まだ緑色の草が残っていますし、地面も硬くなく、馬の脚にはいいコンディションです。蹄が欠けたり、砂のぼりになる馬も、今年はまだいません。本馬も、仲間と仲良く元気に過ごしており、腹袋もだいぶ出来てきて、上背も伸びて、恐らく来夏頃には155~156cm位にはなりそうです。このひと月でも全体にしっかりとした成長を見せてくれていますよ」とのことだ。12月5日の体高148cm、胸囲158cm、管囲18.5cm。
2023年11月
ナカノファーム本場で放牧され、10月上旬に離乳した後、ナカノファーム分場へ移動した。11月中旬現在、夜間放牧が行われている。中野将大代表は「ツアーが終わってから離乳して分場に移動しました。10月初め頃は脚長で、ダート馬の割に馬体をスッキリ見せていましたが、その後のひと月で馬体に幅が出て上にも成長し、特にクビから肩にかけて、いい肉付きがするようになってきました。精神面は、手を焼く程の向こう気の強さはありませんが、この時期の当歳牡馬らしくヤンチャの盛りで、放牧地では相撲を取ったり、活発に走り回ったりして運動量が豊富です。このまま無事に成長して欲しいですね」とのことだ。