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サマー2000シリーズの常連として福島記念、新潟記念とGⅢ2勝を挙げ、直線で尻尾を振りながら追い込んでくる独特のスタイルでも多くのファンを魅了したアルコセニョーラの半妹が2013年TFC2歳募集馬として提供されることとなった。
本馬は2012年HBAサマーセール上場馬。2013年1月現在、BTCの屋内コースを使ってハロン17秒ペースのメニューを楽にこなしており、週に1回は15-15で乗られている。
先日の京都牝馬ステークス(GⅢ)を勝ったハナズゴールをはじめ、どちらかと言うと細身の馬が多いオレハマッテルゼ産駒ながら、1月末現在で馬体重は463キロと過不足なく、牝馬ながら線の細さをまったく感じさせない。やや丸みを帯びた馬体には窮屈なところは見られず、骨格もしっかりとしており、膝下に狂いはない。その脚捌きはシャープで、ひときわ目立つトモは豊かなスピードを想起させるに十分な大きさだ。
「来た当初はゴロンとした体型でしたが、最近は胴伸びが出て、ゆったりとした馬体に変わってきました。とにかくトモ力が強く、馬の出来やこれまでの調整過程でも不安や困ったことなどひとつもない優等生です」とチェスナットファーム代表の広瀬亨さん。普段は気の強いところがあるとのことだが、走ることに対しては非常に前向きで、真面目という本馬。その気性を考えると、2000mの重賞を2勝した半姉のアルコセニューラよりも距離の適性は短いかもしれないが、マイル前後なら十分守備範囲だろう。「仕上がりも早い方だと思います。このあとは6月のデビューを目指して仕上げていきますよ」そう話す広瀬さんの言葉が何よりも頼もしく聞こえた。