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すっかり中距離重賞の常連になったホワイトピルグリム。使われながら力をつけて、その末脚は強敵が相手でも怯むことがない。金鯱賞は3年連続で挑戦して3、4、4着。常にスポットライトを浴びるような存在ではないが、主役の横で絶えず光を放っているような、そんな存在だ。その半弟が父をクロフネから、新種牡馬アドマイヤムーンに変えて堂々のラインナップだ。やや脚が長く、四角っぽい体型にはまだ若さを感じさせるものの「見所があると思うよ」とは鵜木唯義牧場代表の鵜木唯義さん。2歳時より一線級で活躍したが、4歳になって本格化したアドマイヤムーンの産駒らしく成長力に富むタイプ。そんなこともあるのだろうか、少ない言葉の中に大きな期待が見え隠れする。ホワイトピルグリム同様に馬格で圧倒するようなタイプではないが、放牧地では運動能力の高さをアピール。
「成長するに従い、気性が強くなってきました。生まれた時はむしろ大人しかったのですが、年明けくらいから他の馬に対して負けん気が強くなってきました。サンデーサイレンスなのかな」と鵜木さんが言う。意欲的なサンデーサイレンスの3×3。万全を期すために本格的な騎乗調教を始める前に、早い段階でブレーキングを施すプランもあるという。
関節の可動域が広くゆったりと身体全体を使って歩く。その力強い歩様はVTRなどでご確認いただきたい。小さくまとまるというタイプでは決してない。大きな夢を見れそうな、そんな1頭だ。