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本当に価値があるものは、どれだけ年月が経ても輝きを放ち続ける。JRA賞受賞馬が3代続けて誕生し、名馬が綺羅星のごとく顔を揃える所謂“華麗なる一族”が、それに当てはまることは論を待たないだろう。近年勢いがやや薄れたとは言え、その価値が揺らぐものではない。
母アイアンビューティは、走る宝石と謳われ、1991年のJRA最優秀古牝馬と最優秀スプリンターに選出された名牝ダイイチルビーの仔。つまり、華麗なる一族本流の直系馬だ。その母とSSと同じ絶対王者への道を歩み始めた父という組み合わせ。募集本馬ロイヤル11は“ベストtoベスト”の1頭だ。
「本来であればきっと市場に上場した方が良いのかもしれませんが、縁あってこれだけの血統馬が手元にいるので、クラブに提供させてもらったら面白いというか、とても盛り上がるんじゃないかなということで、手を上げさせてもらいました」と大道牧場代表の大道数美さん。
産まれた当初、少し弱いところもあったそうだが、年が明ける頃にはすっかり丈夫になり、今では体質面や脚元を含めて全く不安はない。身体を包み込むSS系特有の皮膚感はやはりビロードに例えるのが最も相応しく、蹄の先まで神経がピンと通った歩様、加速する際の瞬発力、大きなストライドながら非常にキレのある動きは、ディープインパクト産駒最大の特徴である運動神経の良さを証明している。決して大型馬ではないが、ゆくゆくは父よりひと回り程大きなサイズになるだろう。
「目が青くて顔も派手だし放牧地では目立っていますよ。血統を見てもディープインパクト、ブライアンズタイム、トウショウボーイ、そしてダイイチルビー、ハギノトップレディ、イットーという名前が連なっている訳ですから、普通に競馬が出来れば能力が違うんではないかなと思っていますし、大きな“仕事”だって、と期待しています」と大道さん。名誉ある伝統の血のさらなる発展を託すに相応しい1頭だ。